甘いものを無性に食べたくなる時に使う、ホメオパシーのレメディ
- hirokohomeopathy
- 3月16日
- 読了時間: 11分
もうすぐイースター(復活祭)がやってきます。イギリスでは卵型やウサギ型のチョコレート、ホットクロスバンというパンや、美しいケーキ屋お菓子が店の棚に並ぶようになりました。腸や健康によくないことはわかっていますが、甘いものが好きな人にとっては、誘惑を避けるのは、なかなか難しいこと。
私たちはなぜ甘いものを欲しがるのでしょう?ホメオパシーが砂糖への欲求を減らすのに役立つことをご存知でしたか?ここで詳細を説明します。
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#1 - なぜ私たちは砂糖を欲しがるのでしょう?
甘いものへの要求は、生理的要因と、心理的要因の両方によって、引き起こされる可能性があります。
砂糖と脳内化学物質: 砂糖を摂取すると、脳内でドーパミンなどの快感物質が放出され、気分が良くなり、甘いものを食べたいという欲求が高まります。この効果は、他の報酬行動と似ており、甘いものを食べたいという欲求を強めます。
血糖値: 血糖値が下がった場合(持続的なエネルギーを十分に提供しない食事や、完食の後など)、体は血糖値を回復させるために、多くの場合は甘い食べ物の形で、即効性のあるエネルギーをよくすることがあります。
感情的な食事: ストレス、退屈さ、悲しみなどの感情的な状態は、気分を高めて喜びを与えることで、一時的な安らぎをもたらす、甘いものなどの、心を癒す食べ物への欲求を引き起こすことがあります。
習慣または条件付け: 特定の時間(夕食やストレスが溜まっている時など)に定期的に甘いものを食べると、体と脳が、その甘いものを期待するようになり、欲求が強化されます。
栄養不足: 甘いものへの欲求は、特定の栄養素の不足と関係している場合があります。例えば、マグネシウムが不足すると、このミネラルを含むお菓子であるチョコレートが、欲しくなることがあります。
ホルモンの変動: 月経周期に関係するホルモンの影響で、女性は月のある時期に、甘い食べ物を欲しがりやすくなります。
文化的および社会的要因: 多くの社会では、甘いものはご褒美や社会的儀式の一部とみなされているため、甘いものへの欲望は、幼い頃から学習した行動である場合があります。
#2 - 砂糖は腸にどのような影響を与えるのでしょう?
甘いもの、特に精製糖分の多いものを摂取すると、しょうや消化器系に重大な影響を与える可能性があります。砂糖が町に与える影響は次のとおりです。
腸内微生物叢の不均衡:
砂糖を大量に摂取すると、腸内細菌のバランスに悪影響を与える可能性があります。研究によると、砂糖を多く含む食事は、有害な細菌や酵母(カンジダなど)の増殖を促進し、有益な細菌の数を減らす可能性があります。
健康な腸内微生物叢は消化、免疫機能、さらには精神の健康に不可欠であり、不気候は時間の経過とともに、消化の問題や、その他の問題を引き起こす可能性があります。
炎症の増加:
糖分の過剰摂取は、腸の炎症を引き起こす可能性があります。この炎症により、腸壁の健全性が損なわれ、リーキーガット症候群(腸壁のバリアが健康でないため、隙間から、毒素などの悪いものが吸収されやすくなる症状)を引き起こす可能性があります。リーキーガット症候群では、有害な粒子が血流に漏れ出し、自己免疫疾患や、食物過敏症などの慢性疾患の原因となる可能性があります。
発酵とガス生成:
一部の糖分、特に加工菓子に含まれる糖分は、結腸内の細菌によって発酵され、ガスの発生につながります。特に過敏性腸症候群(IBS)などの消化器疾患のある人は、膨満感、不快感、さらには腹痛を引き起こす可能性があります。
腸の運動性の変化:
砂糖は、食物が消化器系を通過する方法に、影響を与える可能性があります。砂糖を多く含む食品を大量に摂取すると、腸の砂糖に対する反応により、下痢や便秘を経験する人もいます。
腸関連ホルモンの影響:
砂糖はグレリン(空腹ホルモン)やインスリンなど、町内の特定のホルモンの分泌に、影響を与える可能性があります。砂糖の過剰摂取は、インスリン抵抗性につながる可能性があり、血糖値のコントロールに影響を与えるだけでなく、時間の経過とともに、腸の機能にも影響を与える可能性があります。
腸壁(粘膜)への影響:
糖分の多い食事は、消化管と血流の間の障壁として機能する、腸の粘膜にダメージを与える可能性があります。この粘膜が損傷すると、消化不良を引き起こし、胃炎や潰瘍などの病気のリスクが高まります。
気分とストレス反応:
腸と脳は(the gut-brain axis: 腸脳軸を介して)密接に結びついているため、糖分の多い不健康な食生活は、精神衛生に悪影響を及ぼし、ストレス、不安、気分の変動の増加につながります。これにより、人々が心の安らぎを求めて、さらに甘いものに頼るという悪循環が生まれ、腸の健康にさらに悪影響を及ぼします。
たまに甘いものを食べる程度では、大きな影響はないかもしれませんが、定期的に大量の砂糖を摂取すると、腸の健康状態を損ない、炎症、腸内細菌の不均衡、消化不良を引き起こす可能性があります。甘いものは適度に楽しみ、食物繊維や腸に良い栄養素が豊富な食事とバランスをとるのがベストです。
#3 - 甘いものを無性に食べたくなる時に使う、ホメオパシーのレメディ
ホメオパシーは高濃度に希釈された物質で、症状を緩和することに焦点を当て、体の自然治癒プロセスを刺激することを目指しています。
甘いものへの欲求に関しては、個人の全体的な健康状態、感情状態、その他の要因に応じて、いくつかのホメオパシーのレメディが考えられます。
ここでは、甘いものへの欲求に役立つ可能性のある、一般的なホメオパシーのレメディを以下に紹介します。
1. Calcarea Carbonica(カルク・カーブ)
このレメディは、甘いものを強く欲する人、特に疲労やストレスによる圧倒感を感じている人に、よく推奨されます。Calc Carbを必要とする人は、寒さやだるさを感じやすく、エネルギーを高めるために甘いものを欲するかもしれません。
2. Natrum Muriaticum(ナット・ミュア)
感情的な理由(悲しみ、悲嘆、ストレスなど)により甘いもの、特にチョコレートを欲しがる人。このレメディは、感情を抑圧している人や、非常に敏感な人に、よく推奨されます。
3. Lycopodium (ライコポディアム)
甘いものへの欲求は、膨満感やガスなどの、消化器系の問題と関連しています。
消化器系の不快感がある場合によく使用され、甘いものへの欲求の、感情面の緩和に役立つ可能性があります。
4. Nux Vomica(ナックス・ボミカ)
特にストレスや、過労の時に、甘いものを強く欲する人向けです。座りがちな生活や、コーヒーやアルコールなどの刺激物の過剰摂取から、生じる欲求に特に有効です。
5. Ignatia(イグナティア)
イグナティアは、人生の大きな変化や、ストレスの多い状況の後など、感情的な苦痛や悲しみに関連する欲求に使用されます。感情的な混乱時に、慰めを求めて、甘いものに頼る人にとって、イグナティアは役に立ちます。
6. Sepia(セピア)
甘いものへの欲求は、燃え尽きた、疲れ果てた、または感情的に孤立したと、いう感覚を関連しています。セピアを必要とする人は、圧倒された、または責任を「果たした」という感覚を抱くことがよくあります。
7. Phosphoric Acid(フォスフォリック・アシッド)
疲労、精神的疲労、またはうつな気分による甘いものへの欲求。このレメディは、身体的にも精神的にも疲れ果て、すぐにエネルギーを補給するために、甘いものに頼るときに使用されます。
8. Coffea Cruda(コフィア)
甘いものへの欲求は、神経の緊張や、落ち着きのなさと、関係しています。神経系が過敏であったり、過度に興奮している時によく使われます。
9. Argentum Nitricum(アージ・ニット)
甘いものに対する強い欲求が、消化器系の問題や、不安や心配しがちなタイプと関連している可能性があります。アイスクリームやその他の脂肪分の多い甘いものを欲しがります。
Saccharum officinale (album)(サッカラム・オフィシナーレ)
このレメディは、砂糖から作られ、過食傾向なタイプに使われます。砂糖、お菓子、チョコレート、菓子パン、ケーキを食べることで、症状が悪化する場合に使います。このレメディのキーワードは「自己愛の欠如」と言われています。
ポテンしーと投与量:
通常、6Cまたは30Cのポテンシーから使うといいでしょう、4-6時間ごとに服用し、症状が改善するにつれて、投与頻度を減らします。自分で試しても改善が見られない場合は、きちんとコンサルテーションをして、個別に処方してもらうことをお勧めします。
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#4 - 砂糖への欲求を抑える自然な方法
砂糖の欲求を減らす、自然な方法を探しているなら、ここに幾つかの効果的な解決策があります。
1. 血糖値のバランスを整える
タンパク質と健康的な脂肪を摂取する:
タンパク質(卵、ナッツ、種子、赤身の肉)と健康的な脂肪(アボカド、オリーブオイル、ナッツ)は血糖値を安定させ、食欲を抑えるのに役立ちます。
食物繊維摂取量を増やす:
繊維質の多い食品(野菜、全粒穀物、亜麻仁、チアシード)は消化を遅らせ、砂糖への欲求を引き起こす血糖値の急上昇を防ぎます。
食事を抜かない:
血糖値の急激な低下を防ぎ、空腹感を起こさないように、定期的にバランスの取れた食事を摂りましょう。
2. ストレスと感情を管理する
アダプトゲンでストレスを軽減:
Ashwagandha(アシュワガンダ)、rhodiola(ロディオラ)、holy basil(ホーリーバジル)などのハーブは、ストレスホルモンの調整に役立ち、砂糖に対する感情的な欲求を軽減することができます。
マインドフルな食事を実践する:
甘いものの欲求が身体的なもの(空腹)なのか、感情的なもの(ストレス、退屈さ)なのかを特定します
マグネシウムを豊富に含む食品を摂取する:
マグネシウム不足は砂糖への渇望につながる可能性があります。濃い緑色の葉野菜、ナッツ、種子、ダークチョコレートを食べると効果的です。
3. 腸の健康をサポート
プロバイオティクスと発酵食品:
腸内細菌叢が健康であれば、食欲が減ります。ヨーグルト、キムチ、ザワークラウト、ケフィアを食べましょう。
加工糖の摂取を徐々に減らす:
徐々に減らしていくことで禁断症状のような症状を防ぎ、適応しやすくなります。
4. 十分な水分補給
水分補給を続ける:
時々、砂糖を欲しがるのは脱水症状の兆候である場合もあります。甘いものに手を伸ばす前に、コップ一杯の水を飲んでみてください。
欲求を満たすハーブティー:
シナモンティー、ペパーミントティー、または甘草根ティーは、甘いものへの欲求を自然に満たすのに役立ちます。
5. ナチュラルスイートの代替品
天然甘味料を適度に使う:
精製砂糖の代わりに果物や生蜂蜜を試してみてください。
自然な甘みのある食べ物を食べる:
ベリー、リンゴ、ナツメなどの果物は、食物繊維や栄養素とともに自然な甘みをもたらします。
6. 十分な睡眠
睡眠不足は食欲を増進させる:
睡眠不足は空腹感を調節するホルモン(グレリンとレプチン)を乱し、砂糖への渇望につながります。7~9 時間の質の高い睡眠を目指しましょう。
7. 家庭での対処法とサプリメント
シナモン:
血糖値の調整に役立ちます。オートミール、スムージー、お茶などにふりかけてお召し上がりください。
クロミウムと亜鉛のサプリメント:
これらのミネラルは血糖値をコントロールするのに役立ち、砂糖への欲求を減らす可能性があります。
#5 - 最後に
甘いものを頻繁に食べる場合は、まずは習慣を調整して、砂糖の摂取量を減らすようにしましょう。
上記のヒントを試しても、甘いものへの欲求が緩和されない場合は、ホメオパスに相談して適切な指導を受け、個別の状態のあったレメディを処方してもらうことをお勧めします。
ホメオパシーは、多くの場合、特定の症状、体質、感情状態、その他の要因に基づいて個別化されます。ホメオパシーは「似たものが似たものを治す」という原理に基づいて機能するため、レメディは単に甘いものへの欲求だけでなく、全体的な症状と共鳴する必要があります。
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