「急性」と「慢性」の処方の違いについて
更新日:5 日前
「急性」と「慢性」の症状には、起こり方や経過には違いがあります。また、ホメオパシーでは、それぞれの症状の特徴をどのように観察し、レメディを選んでいくかにも違いがあります。
このブログでは、「急性」と「慢性」の違いと、それぞれの場合におけるホメオパシーでのレメディの選び方について、わかりやすく説明します。

薬局ではいろいろな質問を受けますが、「長い間〇〇なんだけど、レメディ処方して欲しい」と言われることはよくあります。
とりあえず症状を緩和するためのレメディだけ処方できる時もあれば、「きちんとコンサルテーションをした方がいい」と考えられるため、その旨を説明することもあります。
ホメオパシーは、お医者さんと違って「診断名」のみで処方するのではなく、「症状の特徴」に基づいて処方します。そのため、同じ病名を持っていても、使うレメディは違うものになってきます。
体に起こる症状は、様々な状況から発生しますが、ここでは、「急性」と「慢性」の症状の違い、また、レメディの選び方の違いについてお話しします。
「急性症状」と「慢性症状」では、症状の起こり方に違いがあります。
#1 - 急性症状について
急性の症状は、文字の通り「突然発生する症状」で、症状が起こっている期間は短いもの。
例えば、風邪や怪我など、突然何かがきっかけとなって起こる症状のことを指します。
#2 - 慢性症状について
慢性の症状とは、一般的に長期間続いている、または繰り返し起こる症状を指します。ホメオパシーでは、その人のこれまでの経過や生活習慣、感情面での経験など、全体的な状態を考慮することがあります。
また、一時的に「急性の症状」が良くなっても、頻繁に何度も繰り返して発生する場合は、奥底に隠れている感受性なども含めて、「慢性」として考える方がいいでしょう。
#3 - 急性症状におけるレメディの選び方
急性症状に対してホメオパシーのレメディを考えるとき、まずは現在出ている症状をよく観察することから始めます。
ホメオパシーでは、症状の名前だけを見るのではなく、どこに症状があるのか、どのように感じるのか、何がきっかけになったのか、何をすると症状が変化するのかなど、その人に現れている症状の特徴を見ていくことがあります。
こうした情報をもとに、その人の症状の特徴と、伝統的なホメオパシーのレメディの特徴がどの程度対応するかを考えていきます。
まとめると、
症状の特徴: 突然始まった症状や、比較的短期間の急性症状に注目します。
焦点: 現在出ている症状と、それに伴う特徴を詳しく観察します。
経過: 症状がどのように変化しているかを見ていきます。
レメディの選び方: 現在の症状の中でも、その人にとって特徴的な症状や、症状の組み合わせなどを考慮することがあります。
レメディの使用: レメディの種類や使用頻度などは、急性症状やその人の状況により、短期間に頻回に使われることがあります。ホメオパスの考え方によって異なる場合があります。
症状をどのように観察し、集めていくのかについては、CLAMSを含めてこちらの記事で詳しく説明しています。
#4 - 長期的・繰り返す症状におけるレメディの選び方
長く続いている症状や繰り返している症状についてホメオパシーのレメディを考える場合、一般的な医療で診断名をもとに薬が処方される場合とは、考え方が異なることがあります。
ホメオパシーでは、診断名だけでなく、その人が実際にどのような症状を経験しているのかということも考慮します。同じ診断名であっても、症状が現れる場所、感じ方、症状が出るタイミング、何をすると良くなるのか、何によって悪化するのかなどは、人によって異なる場合があります。
急性症状や短期間の症状についてレメディを考える場合は、現在出ている症状と、それに伴う特徴により焦点を置くことがあります。一方、長く続いている症状や繰り返している症状については、レメディを選ぶ際にもさまざまなアプローチがあり、その人についてより詳しく知ることが考慮される場合があります。
そのため、ホメオパシーのコンサルテーションでは、さまざまな質問を受けることがあります。現在の主な症状についてだけでなく、これまでの病歴、生活習慣、心身の状態、これまでの経験などについてお話を伺い、その方の状況をより全体的に理解するための情報を集めていきます。
ホメオパシーでは、症状や診断名だけを見るのではなく、その人が経験していることを全体として理解することを大切にします。こうして得られた個人の症状や状況をもとに、その人の症状の特徴やその他の特徴と、伝統的なホメオパシーのレメディの特徴がどの程度対応するかを考えていくことがあります。
まとめると、
症状・健康上の悩み: 長く続いている症状や、繰り返している症状・健康上の悩みに注目します。
焦点: 現在の症状だけでなく、これまでの健康状態や病歴、その人自身の経験なども含めて、より広い視点から個人の状態を見ることがあります。
期間: 長期的・繰り返す症状については、時間をかけて状態を確認しながら、必要に応じてフォローアップのコンサルテーションを行うことがあります。
レメディの選び方: 現在の症状の特徴に加えて、病歴、生活、個人的な経験など、その人の状況に関するさまざまな背景や情報を考慮することがあります。
レメディの使用: レメディの種類やポテンシー、使用する頻度などは、個々の状態やホメオパスの考え方によって異なる場合があり、フォローアップや経過観察をしながら進めていきます。
このように、急性の症状と長期的・繰り返す症状では、レメディを選ぶ際の考え方が異なる場合があります。また、ホメオパシーの中でも、レメディを選ぶ際のさまざまなアプローチがあります。
コンサルテーションでどのようなことをお話しするのか、もう少し詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
#5 - おわりに
「急性」と長期的・繰り返す症状では、ホメオパシーでレメディを選ぶ際の考え方が異なる場合があります。
短期間の急性症状については、現在出ている症状や、その症状の特徴に焦点を置くことがあります。一方、長く続いている症状や繰り返している症状については、コンサルテーションを通して、現在の症状だけでなく、これまでの病歴やその方自身の経験なども含めて考える機会があります。
症状の現れ方や健康状態、これまでの経験は、一人ひとり異なります。そのため、同じ方法がすべての方に適しているとは限りません。
特に長く続いている症状や繰り返し出ている症状については、その方の症状や病歴、これまでの経験などを含めた、より詳しい全体像を理解したうえでレメディを考えることがあります。
ホメオパシーのコンサルテーションでは、現在の症状や病歴、その方の生活や個人的な経験などについてお話を伺い、ホメオパシーがその方に適しているかどうかを考える前に、現在の状況について一緒に整理する機会があります。
もし、まず私と話してみたいという方は、15分のイントロダクションチャットをご利用いただけます。
ホメオパシーについてさらに読みたい方は、他のブログもご覧ください。
Love and gratitude
Hiroko



