夜になると湿疹がかゆくなるのはなぜですか?
更新日:4 日前
湿疹がある方は、リラックスして眠ろうとする夜になると、日中よりもかゆみを強く感じることがあるかもしれません。
なぜ夜になるとかゆみが強くなるのでしょうか?
夜間のかゆみには、体の概日リズム、皮膚のバリア機能の変化、温度や湿度、寝室の環境、そして「かゆいから掻く」というかゆみ・掻きむしりのサイクルなど、いくつかの要因が関係していると考えられています。
この記事では、湿疹のかゆみが夜に強く感じられる理由について整理し、夜を少しでも快適に過ごすためにできることをご紹介します。

アトピー性皮膚炎としても知られる湿疹は、赤く炎症を起こし、かゆみを伴う皮膚の斑点を特徴とする慢性の皮膚疾患です。
多くの人が夜間のかゆみを訴え、睡眠が妨げられ、疲労感、仕事や学校での集中力の欠如、気分の変動にも影響しています。
湿疹のある人は、夜間にかゆみが増すのを経験するのが一般的です。この夜間の悪化にはいくつかの要因が関与しています。
#1 - 概日リズム
体温とホルモン
私たちの身体や皮膚には自然な概日リズムがあり、夕方から睡眠中に起こるさまざまな変化が、夜間のかゆみの強さに関係していると考えられています。
例えば、体温や皮膚の温度は一日の中で変化します。夕方には血流や熱の放散にも変化が起こり、皮膚の温度が上昇することがあります。また、皮膚の温度が高くなることは、夜間のかゆみが強くなることと関連すると報告されています。皮膚のバリア機能の変化や、コルチゾールなどのホルモンの自然なリズムも、夜間のかゆみに関係している可能性があります。
また、自律神経系の変化も関係している可能性があります。睡眠中は交感神経の活動が低下し、副交感神経の活動が相対的に優位になります。いくつかの文献では、副交感神経の活動が高まることと夜間のかゆみとの関連も示されています。ただし、自律神経、体温、かゆみの関係は複雑で、まだ完全には解明されていません。
このような概日リズムに伴う複数の変化が、湿疹のかゆみを夜に特に強く感じる理由の一つとなっている可能性があります。
#2 - 環境要因
温度と湿度
特に暖房システムを使用している場合、寝室は夜間に暖かくなったり乾燥したりする可能性があり、皮膚が乾燥して湿疹の症状が悪化する可能性があります。
就寝前の日課・手順
寝具に含まれる特定の布地、洗剤、アレルゲン(イエダニなど)などの刺激物は、湿疹の再発を引き起こしたり、悪化させたりする可能性があります。
#3 - 気晴らしと知覚
気を散らす機会の減少
日中は、活動や外部刺激により、かゆみから注意がそらされることがあります。夜、より静かで刺激の少ない環境では、人は自分のかゆみをより自覚することがあります。
#4 - 行動要因
睡眠中に掻く
睡眠中に無意識に掻くと湿疹が悪化する可能性があり、起床時にさらに激しいかゆみや皮膚の炎症を引き起こす可能性があります。
#5 - 免疫系の活動
炎症反応
免疫や炎症に関わる働きにも一日のリズムがあり、それが夜間の湿疹の症状やかゆみの変化に関係している可能性があります。
湿疹における夜間のかゆみの管理
夜間のかゆみによって睡眠が妨げられたり、湿疹の症状が悪化したりしている場合は、次の方法を検討してください。
定期的に保湿する
就寝前に皮膚軟化剤または保湿剤を塗布して、肌の潤いを保ちます。
中性洗剤を使用する
潜在的な刺激物を減らすために、寝具や衣類を低刺激性の無香料洗剤で洗います。
快適な環境を維持する
寝室を涼しく保ち、空気が乾燥している場合は加湿器を使用してください。
柔らかい生地を着る
肌への刺激を最小限に抑えるために、寝間着や寝具には綿などの通気性の良い柔らかい生地を選択してください。
就寝時の日課・決まった手順を確立する
心を落ち着かせる活動を取り入れ、睡眠の質を向上させるために一貫した睡眠スケジュールを確保します。
最後に
湿疹に伴う夜間のかゆみは珍しいものではなく、睡眠や日中の生活にも影響することがあります。
夜にかゆみが強くなる要因を知ることで、ご自身の肌に影響している可能性のあることを見直し、少しでも快適に夜を過ごすためのヒントが見つかるかもしれません。
かゆみが睡眠を妨げたり、症状が繰り返したりする場合には、ご自身の症状についてもう少し詳しく見ていくことも一つの方法です。
皮膚の症状とホメオパシーについて、もう少し詳しく知りたい方は、「皮膚炎とホメオパシー」の記事もぜひご覧ください。
夜間のかゆみが睡眠を妨げたり、こうした日常的な要因を見直しても症状が繰り返したりする場合には、ご自身の症状についてもう少し詳しく見ていくことも一つの方法です。
ホメオパシーでは、かゆみという一つの症状だけを見るのではなく、その方に現れている症状の特徴や全体的な体験を含めて、個別にお話を伺っていきます。
皮膚の症状について、私がどのようにコンサルテーションを行っているのか知りたい方は、下記より詳細をご覧ください。
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Hiroko
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