なぜ、ホメオパスはホメオパスに診てもらうのでしょう?
- hirokohomeopathy
- 9月30日
- 読了時間: 7分
なぜホメオパスはホメオパスに診てもらっているのでしょう?
「医者の不養生」という言葉があるように、ホメオパスも、最善の状態で、クライアントさんを診続けるには、自分自身のケアも必要となってきます。
ホメオパスとしての考えられる役割と、また、ホメオパスがホメオパスにかかる理由について掘り下げてここでお話しいたします。

#1 - ホメオパスの役割
ホメオパスとして、ホメオパシー業界に貢献するにはいろいろな形があります。
私自身は、薬局で仕事をし、また、個別にクライアントを診ていますが、普段の仕事の中から、以下のようなことが考えられます。
ホメオパシーのレメディを調剤する
調剤する時には、できるだけレメディに影響を与えないように、気持ちをニュートラルにしておくことが大切です。仕事を始める前には、スタッフは瞑想をしてから、気持ちを整えて仕事に臨みます。
また、レメディを最良の条件で届けるために、薬局では、携帯電話の使用は禁止。スイッチを切るか、フライトモードにしてから、建物に入ります。
ホメオパシーを推進する
薬局には、ホメオパシーを全く知らない人、また、人に勧められて来たけれど、ホメオパシーについてあまり知識がない、といった方々もやってきます。そのような方達に、ホメオパシーが一体どういうものなのか?レメディがどのように健康を助けるのかについて説明し、個々のニーズに合ったサポートをしています。
また、ブログやニュースレターなど、ホメオパシーについて学んだり、また悩んでいる方には希望や可能性があること、健康に対する考え方などの、インスピレーションを与えることも大切な役割だと考えています。
今では、ポッドキャストやYoutubeを通じて、ホメオパシーについての情報を提供しているホメオパスも多いです。
ホメオパシー業界を支援する
ホメオパシー薬局がなくなってしまうと、ホメオパシーのレメディを調達することができなくなります。それはホメオパシー業界にとって大きなダメージとなります(レメディは波動の機械で作れますが、やはりオリジナルのものを維持しておく事は大切です)。
イギリスの国の規制に従って、より多くの方に供給できるように、注意深く、説明、取り扱いしています。
必要としている人にホメオパシーを提供する
レメディを購入するためにやってくる方はもちろん、個人的な症状について相談にやってくる方もいらっしゃいます。その場合、ここでレメディをあげて一時的に緩和することがベストなのか?または、直接、きちんとコンサルテーションを予約して、個々の状態に合わせた処方をしてもらうのがベストなのか?の判断をして、最善の解決策を提案し、誘導することも、大事な役割です。
新しいレメディの開拓に貢献する
時代や環境が変われば、人の健康状態やニーズも変わってきます。その時代に合った、新しいレメディが必要とされることがあり、その場合には、新しいレメディについて、どのような症状に効くものなのか?プルービングなどを通じて、それらのレメディが世の中に出るために、貢献することもできます。
プラクティショナーとして、コンサルテーションを通じて、個々のニーズに応える
これが一般の人に、一番よく知られている、ホメオパスの役割だと思われます。個々の健康状態に合わせて、よく選択されたレメディを処方し、飲んでもらうことで、望む健康状態へ向かうためのサポートをします。
これらを日々行なっていくには、ホメオパスとして、身体的にも、感情的にも、最善の健康状態でいることが必要とされます。
ホメオパスは「Unprejudiced observer:偏見なき傍観者」であるべきだと、ハーネマンは謳っています。その状態を保つためには、自分の身体的、感情的状態を、一定に保ち、また、人として啓発、成長を続けていくことが大切となります。
人として啓発、成長を維持していくためには、自分に対するケアも大切にしていかなければいけません。身体的症状はもちろん、カルマやトラウマなども、クリアにしておくことで、より適切なレメディを選択することができます。
そのため、ホメオパスがホメオパスに診てもらう事はよくあることです。
#2 - ホメオパスがホメオパスに診てもらうメリット
ホメオパスが、ホメオパスに診てもらう利点は、いろいろありますが、主なものは以下になります。
客観性の確保
自分の症状を自分で判断するのは難しいため、第三者の目で診てもらう。
専門性の違い
ホメオパスにも処方方法の違いや得意分野があり、別の視点からアドバイスを受けられ、それが個々の成長につながる。
セルフケアの限界
自分自身に適切なレメディを選ぶのは、どうしても主観が入ってしまうため。
信念の実践
「自分もホメオパシーを受ける」という行動が、信念や職業管理の一貫になる。
慢性的・複雑な症状
自分の力だけでは改善が難しい症状に、他のホメオパスに助言を求める
メンタル・感情面のサポート
ホメオパシーは心身全体を扱うため、共感的に話を聞いてもらえる
学び・研究の一環
他のホメオパスの診断や処方法を体験し、スキル向上に役立てる
ネットワーク・信頼関係
仲間同士で互いにケアし合うことで、コミュニティの結束を強める
予防的ケア
不調がなくても健康維持のためにかかる場合がある
安心感・心理的効果
「診てもらっている」ということ自体が、心身に良い影響を与える
「医者の不養生」という言葉がありますが、専門家自身も誰かに見てもらう必要がありますし、ホメオパスも例外ではない、と言えます。
#3 - 自分をまず癒すことの大切さ
ホメオパスもただのお仕事だと割り切ることもできるのかもしれません。でも、私はこの仕事を通じて、悩み、成長することも、大切であると信じています。身体的、感情的な症状だけでなく、先祖から受け継いだカルマや魂などにも目を受ける必要があります。
「自分を癒すことで、周りも癒されていく」。そのエネルギーのあり方も、常に念頭に置いていく必要があります。
以前のブログ「内緒でレメディをあげてもいいですか?」のところでも述べたように、自分から癒していくことが大切となります。
ホメオパスがホメオパスにかかるのは「症状を治すため」だけでなく、自己理解を深め、共同体に属し、ホメオパシー的世界観を体現する文化的な行為であるとも言えます。
#4 - 最後に
私自身、現時点でホメオパスになって15年、薬局で働く ようになって10年になりました。毎日新しいレメディ、新しい人との出会い、仲間と共に成長するこの環境で、日々勉強です。
人として、ホメオパスとして、世の中に貢献できるのはありがたいこと。
日々、謙虚に学ぶ姿勢を大切に、啓発、成長していくことができることには、本当に感謝です。
私の経験が、誰かに希望や元気を与えることができれば幸いです。そのためにブログやニュースレター、ホメオパシー講座を継続していきます。
ホメオパスがホメオパスに診てもらうことがあるように、自分を癒すところから、周りも癒していきましょう!
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