「レメディが効いている」ってどうやってわかるの?
更新日:9月15日
ホメオパシーのレメディを飲み始めると、症状や体調、睡眠、気分などに、さまざまな変化を感じることがあります。
では、その変化をどのように受け止めたらよいのでしょうか?
このブログでは、レメディを飲み始めた後に気づくことのある変化について、また、症状を丁寧に観察することがなぜ大切なのかについて、ホメオパシーの考え方とともにご紹介します。

「レメディが効いているってどうやってわかるんですか?」
上記の質問は、ホメオパシーを初めて体験する方によく聞かれる質問。
レメディが効いているかどうかを確実に判断できる、単一の兆候というものはありません。重要なのは、時間の経過に伴う変化を観察し、全体像を捉えることです。
Angelica Lemkeさんというアメリカのホメオパスが、"Healing Complex Children with Homeopathy" という本の中で、
「レメディが効いているってどうやってわかるの?」
と題して、とてもわかりやすく箇条書きにして説明していました。
この回復に向かう際の説明は、ホメオパシーだけでなく、多くの代替療法やヒーリングでも該当する内容です。 ここに私の説明も加えて以下に記しますので、ヒーリングなどのセラピーを受けている方、ホメオパシーのレメディを服用中の方、「今後セラピーを受けてみようかな」とお考えの方、どうぞご参考ください。
#1 - 症状がゆっくりと穏やかに減ってくる
人はどうしても「治ってきた症状」より「現在ある症状」に注目をしがちです。コンサルテーションをしていても、「よくなりません」と言われることもありますが、よくよく話を聞いてみると、症状の頻度が減っていたというのはよくあるます。
メインの症状にあまり変化が見られない場合も、メインではない他の症状から減ってきていることがあります。 客観的に症状をチェックして、小さな変化にも目を向けてみましょう。
#2 - 解毒の反応の一環として、発疹や便が臭くなったりする
ホメオパシーを始めたばかりの場合、レメディを飲み始めて発疹が出ると「副作用だ!」と不安になり、諦めてしまうこともあります。
また、レメディを飲み始めて、発疹が一時的に悪化することもあります。
ホメオパシーでは、このような変化を、解毒や回復の反応の一部として考えることがあります。新しく症状が現れたり、もともとの症状が強くなったりした場合には、その後の経過を丁寧に見ながら、全体の変化の中で捉えていくとよいでしょう。
便のにおいが変化する場合もあります。こうした変化を観察しながら、食生活や生活習慣にも目を向けてみるとよいでしょう。 「デトックスの鉄則」と題して、効率よく解毒を促す秘訣についてブログにも書いています。 よかったら下記のボタンからご参考ください。
#3 - 免疫機能の反応として、発熱が起こる
解熱剤などを使って症状を抑えることがあっても、発熱やその他の症状にはさまざまな原因がありますので、一概に「免疫力が落ちている」と判断することはできません。
レメディを飲んで熱が出てきた場合、ホメオパシーでは、体の反応の一部として捉えることがあります。レメディを飲んだ後に発熱した場合には、発熱だけを取り上げて判断するのではなく、その後の経過や全体的な体調の変化を丁寧に見ていくとよいでしょう。
熱が高い場合や症状が心配な場合には、適切な医療機関に相談し、医師にチェックしてもらってください。また、レメディを飲んだ後の変化については、ホメオパスに相談してください。
発熱が起こるしくみについて、もう少し詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
#4 - 眠気が増し、睡眠の増加が必要になる
これも、体がより多くの休息を必要としているサインかもしれません。眠ることで休息をとり体が回復するための時間を作ることができます。
レメディを飲んだ後に眠気が増したり、いつもより睡眠が必要になった場合には、それをすぐにレメディによる反応と決めつけず、時間の経過とともにどのように変化していくかを観察してみましょう。
#5 - 鮮明で、重要と感じるような夢、または過去の記憶を夢に見る
夢は潜在意識と強くつながっていると言われています。回復していく過程の中で、鮮明で印象的な夢を見たり、過去の記憶が夢に出てくることがあります。
朝起きた時に、夢を忘れないうちに書き留めてみましょう。夢を定期的に記録する習慣を作ることで、夢の中に現れるパターンや、自分が経験していることを振り返るきっかけになることがあります。
ジャーナルをつけて、日々の変化を記録してみたい方はこちら。
#6 - 子供の頃の出来事を思い出す
子供の頃に傷ついたことや、未解決だった感情が、突然ふっと湧き出てくることがあります。
このような時には、その時に感じた感情を無理に押し込めず、受け止めてみるのも良いでしょう。ただし、辛い記憶を無理に思い出そうとする必要はありません。感情が大きく揺さぶられる場合は、適切な専門家に相談することも大切です。
#7 - レメディを飲んだ後、元気が出てくる
レメディを飲んだ後、ストレートに活力を感じたり、元気を取り戻したと感じる人もいます。
このような変化があった場合には、その後もエネルギーや全体的な心身の状態がどのように変化していくのか、時間をかけて観察してみましょう。
#8 - 泣いたり、怒ったりといった感情表現が噴出する、または嬉しさが増す
長い間押さえ込んでいた感情が、以前より表現しやすくなることがあります。悲しみ、怒り、嬉しさなどを、いつもより強く感じたり、感謝の気持ちや幸福感に気づくこともあるでしょう。
感情を無理に抑え込むのではなく、自分にとって安全で適切な方法で、感情を認めたり表現したりすることも大切です。
もし内気で感情を表現するのが苦手なのであれば、ジャーナルに書き留める方法もあります。紙に書いて、その後に燃やしたり、破って捨てるなど、自分に合った方法で気持ちを表現してみてください。
#9 - 過去の問題や記憶が蘇ってくる。古いトラウマの癒しが見られる
レメディを飲むにつれて、過去の記憶や経験が蘇ってくることがあります。嫌な思い出の場合、一時的に不快に感じるかもしれません。
ホメオパシーでは、このような変化を、過去の経験や未解決の感情に気づいていくプロセスの一つとして考えることがあります。こうした記憶についても、無理に意味を決めつけず、ほかに感じている変化と合わせて、丁寧に見ていくとよいでしょう。
このような時には、すべてを一度に解決しようとせず、その時の感情を少しずつ受け止めてみましょう。記憶がとてもつらかったり、圧倒されるように感じる場合には、適切な専門家に相談することも大切です。
#10 - 目を合わせて意思の疎通ができるようになり、会話に入ったり、自信が出てくる(特にお子さんの場合)
特にお子さんで、発達上の困難が見られるケースでは、表情や行動、コミュニケーション、自信などに変化が出てくることがあります。
親御さんの観察力が鍵になりますので、症状や行動の変化を書き留めておきましょう。記録を残しておくことで、見過ごしやすい小さな変化にも気づきやすくなります。
子供の発達は一人一人異なりますので、それぞれのお子さん自身の経過の中で変化を見ていただくことが大切です。
#11 - 時間が経つにつれ、一皮ずつ剥くように、症状や感情の状態に変化が現れる。問題の部分が一つずつ解決していく状態が続く
玉ねぎの皮を剥くように、時を遡って、最近の問題から古い問題へと変化が現れることがあります。一つの問題が変化した後、また別の問題に気づくというように、少しずつ変化していく場合もあります。
ホメオパシーでは、このようなゆっくりとした変化を、玉ねぎの皮を一枚ずつ剥いていくようなプロセスとして表現することがあります。
長い間抱えていた感情や経験を少しずつ手放し、より自然な自分自身の感覚を取り戻していくプロセスとして捉える人もいます。ただし、その経過や感じ方は一人ひとり異なり、すべての人に同じパターンが当てはまるわけではありません。
最後に
ホメオパシーのレメディを体験したことがある方、これらの内容、身に覚えはあったでしょうか? ホメオパシーを初めて使う場合、どんな反応が出てくるのか不安なところです。
上記のような変化を経験する方もいますが、すべての変化を「レメディが効いているサイン」と判断できるわけではありません。気になる症状や強い症状がある場合には、自己判断せず、必要に応じて医療専門家に相談することも大切です。 レメディによって体の本来の感覚が呼び覚まされ、回復に向けて進んでいくプロセスでは、その過程を邪魔したくないもの。
レメディを飲んだ後の変化は、人によって異なります。また、何らかの変化があったからといって、それが必ずしもレメディによるものとは限りません。
最初にあった症状だけでなく、新しく現れた症状、気持ちの変化、そして時間の経過とともにどのように変化しているかなど、全体を観察することが大切です。
レメディを飲み始めてからの変化について「これはどういう意味なのだろう?」と迷うことがあれば、コンサルテーションで、現在の症状やこれまでの健康状態、そしてご自身がどのように感じているのかを一緒に整理していくことができます。
もしホメオパシーについてもう少し話してみたい方は、15分間のイントロダクション・チャットをご利用ください。
ポテンシーや投与量について詳しく知りたい方は、ブログ「ホメオパシーレメディのポテンシーと投与量について」もご覧ください。
また、お家でホメオパシーをホームケアで使いこなす場合にも、これらを知っておくと便利でしょう。
Hiroko Homeopathyにおいても、オンラインホメオパシー講座で、セルフケアにおけるレメディの使い方を発信しています。
興味がありましたら、下記のボタンからご覧ください。
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Hiroko
Reference ;
Lemke, A.(2021) Healing Complex Children with Homeopathy : ASD, PANDAS, LYME, ADHD, AND MORE. United States of America. Workplay Publishing



