ホメオパシーレメディのポテンシーと投与量について
- hirokohomeopathy
- 2024年2月15日
- 読了時間: 11分
更新日:2 日前
ホメオパシーのポテンシーとは?選び方と投与量の基本
ホメオパシーを始めたばかりの方は、「30Cや200Cなどの数字は何を意味するの?」「高いポテンシーほど良いの?」「どのくらいの量を、どのくらいの頻度で使うの?」と疑問に思うかもしれません。
このブログでは、ホメオパシーにおけるポテンシーと投与量の基本的な考え方をご紹介します。実際の使用については、個々の状態や状況に応じて慎重に判断することが大切です。
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このガイドを読めば、ホメオパシー初心者でも「ポテンシーとは何か」「どう選ぶべきか」がすぐにわかります。
そして、「実際に家族や自分にどう使うのか?」これからお話ししている内容を参考に、レメディを使ってご自身で体感して確かめてみてください。
YouTubeでも、ポテンシーについては説明しています。
「ポテンシーって高ければ高いほど効くの?」
ホメオパシーを始めたばかりの方からよく聞かれるこの質問。実はこの考え方、薬のような“mgの世界”とはまったく違うのです。
ホメオパシーでは「強い=良い」ではありません。**ポテンシーにはそれぞれ、「役割」と「響く相手」が存在します。
このガイドでは、ホメオパシーの世界で迷いやすい「ポテンシーの選び方」と「投与量の考え方」を、初心者でも実践しやすく解説しています。
#1 - 希釈と振盪(しんとう)
ポテンシーとは、レメディがどのくらい希釈&振盪(しんとう)されたかを示すもの。
X (地域によってはD or DHとも示す) : 1:9の割合(10分の1)でレメディを希釈振とうしたもの。比較的低ポテンシーで身体に作用しやすい
C (地域によってはCHとも示す) : 1:99の割合(100分の1)でレメディを希釈振とうしたもの。感情や全体の調和に働きかける
LM potency : 1:49,999の割合(5万分1)でレメディを希釈振とうしたもの。繊細だが深く作用する特殊なポテンシー
レメディを作るとき、レメディはそれぞれのステージで希釈され、振盪(バンバン振って叩いて刺激を与える作業)を繰り返し、この過程がレメディ独特の波動を形成すると言われています。
ポテンシーの「C」の後に、HやKと書かれていて、30CH や 1MKという表記を見ることがあります。この "H" は「ハーネマンメソッド」のことで、希釈振盪するときに、毎回新しい試験管または容器を使用する方法をいいます。下の写真はその方法を表示しています。

一方 「K」はコルサコフメソッド( the Korsakovian method)のことで、希釈振盪するときに、同じ容器を使用します。この方法は機械で高いポテンシーを作るときに使われます。
レメディを購入するとき、これらの「H」や「K」は、製造方法の違いもありますが、実際に選ぶ際にそこまで心配しなくて大丈夫です。
#2 - 症状に合わせてポテンシーを選ぶ。身体的?感情的?
ホメオパシーでは、ポテンシーを選ぶ際に、症状が主に身体的なものなのか、感情的なものなのか、あるいはその両方なのかを考慮することがあります。
また、ポテンシーの選択は、その人の状態や症状の特徴、ホメオパスの考え方などによって異なります。
これは、同じレメディでも、ポテンシーの違いによって、固有に働き方が変わることを意味します。
ポテンシーを選択するとき、症状が身体的なものなのか、感情的な状態に処方するのか考える必要があります。
ホメオパシー薬局各社で作られている、レメディキットは、30cまたは200cを使用しているものが多いです。
30cは一般的なホームケアで使用するレメディキットに使われ、200cは救急キットや出産キットのように、さらにインパクトの強い症状に使うキットに使われています。
30cは身体的な症状と、感情的な症状をカバーする真ん中のポテンシーで、ホームケアで使うには、最も使いやすいポテンシーと言われています。
最もよく使われるポテンシーは、
3X, 6X, 9X, 12X, 3C, 6C (ヨーロッパの人は 5C, 7C, 9Cをよく注文します), 12C, 18C, 30C, 200C, 1M, 10M, 50M, CM, MM
一部の特殊なレメディは、上記にはない固有のポテンシーを使用することがあります。
また、上記以外のポテンシーをオーダーする時、特別調剤料を課すこともあるので、どうぞ薬局に直接ご相談ください。
#3 - 強烈さ
ホメオパシーでは、ポテンシーを考える際に、症状の強さや突然の発症などを考慮することがあります。
例えば、急に現れた急性の症状と、長く続いている症状では、異なるアプローチをする場合があります。適切なポテンシーは、その人の状態や症状の特徴、ホメオパスの判断などによって異なります。
#4 - あなたのエネルギーレベルは?
ホメオパシーでは、ポテンシーを選ぶ際に、症状だけでなく、その人の全体的な状態や体調、症状の特徴などを考慮することがあります。
こうした考え方は伝統的なホメオパシーのアプローチに基づくもので、ホメオパスによっても判断が異なる場合があります。
まとめると、
低いポテンシー
3X、6X、9X、3C などは、非常に低いポテンシーです。これらのポテンシーは基本的、物理的または物質的レベルで作用し、細胞および生化学的レベルに直接影響を与えます。 12X、6C、12Cの範囲のポテンシーは、皮膚、肝臓、心臓などの特定の組織および臓器全体を標的とします。一般に、低いポテンシーは作用が短期間、活力、体力が低い場合、または従来の薬、ステロイド、免疫力を抑制するクリームなどを使用している場合など、自然な治癒を妨げる障害がある場合に、よく機能します。
「治癒の妨げとなるもの」については、下のボタンから、どうぞご覧ください。
中程度のポテンシー
30Cに代表される中程度のポテンシーは、一般的に手に入りやすく、頻繁に使用されます。中程度のポテンシーは、臓器系全体に影響を与える能力を持っています。
高いポテンシー
ホメオパシーでは、症状だけを見るのではなく、その人全体を理解することを大切にします。
ポテンシーを選ぶ際にも、身体的な症状だけでなく、感情や精神面、その症状がその人にどのように現れているのかなどを含めて考えることがあります。
そのため、200Cや1Mなどの高いポテンシーが、身体面だけでなく感情面や精神面を含む、より全体的なケースで用いられることがあります。
10M、50M、CMなどのさらに高いポテンシーを用いるホメオパスもいますが、ポテンシーの選択は一律ではなく、その人の状態や症状、レメディ、そしてホメオパスの判断によって異なります。
これはホメオパシーにおける伝統的な考え方の一つです。
#5 - レメディの形態
レメディはいろんな形で販売されています。
Tablets: 硬い錠剤の形をしていて、大抵乳糖と砂糖からできている
Pillues: 丸い玉の形をしていて、砂糖からできている。大きさがいろいろある
Tritulation: Soft Tabletともいう。やわらかい錠剤で乳糖からできている。
Granules: 顆粒状で砂糖からできている
Powders: 乳糖の粉末で大抵一包ずつ処方される
Liquid Potencies: 23%または10%のアルコールからできていて、指示された滴数を口に含んだり、スプーンで服用する
LM Potencies: 10%のアルコールからできていて、指示された滴数を口に含んだり、スプーンで服用する
薬局によっては水のみでLiquid Remedyを作っているところもあります。薬局に聞いてみてください。但し、水のみのため保存期間が短いのでご注意を。
#6 - 頻度と期間
ポテンシーが決まったら、次に知っておきたいのが「どのくらいの頻度」で「どれくらいの期間」レメディを摂るべきか。
ホメオパシーでは、レメディやポテンシー、その人の状態などによって、投与の頻度や期間について異なる考え方があります。「量が多いほど良い」と考えるのではなく、どのくらいの頻度で、どのくらいの期間使用するかを含めて考えることが大切です。
ホメオパスの指示により差はあるものの、一般的には、1粒、1錠、1滴が1回量となります。
ホメオパシーは「頻度」が鍵となります。一般的に、低いポテンシーはより頻回に、高いポテンシーは間隔を開けて使います。理由は使った人に、高いポテンシーを保つだけの活力があれば、より長く、そのポテンシーのエネルギーを保つことができるからです。
セルフケアとして、または急性の症状に使用する場合、鍵となるのは症状の「強烈さ」。例えば、高熱や風邪、花粉症などの症状がひどく悩んでいる場合、症状のインパクトは大きいもの。
急性の症状に対しては、ホメオパシーの実践において、限られた期間、レメディを比較的短い間隔で使用することがあります。使用頻度は、その人の状態やレメディ、ポテンシー、ホメオパスの考え方などによって異なります。
症状が改善したり変化したりした場合は、同じ方法を機械的に続けるのではなく、いったん使用方法を見直すことが大切です。
症状が治ったら、レメディを飲むのをやめて様子を見ましょう。レメディは飲むのをやめても、また体の中でしばらく働いていることと、「最小投与の法則」を守り、理解しておくことは、ホメオパシーを利用する上でとっても重要だからです。
次に、その理由について説明します。
#7 - 一つだけ注意、プルービング
間違ったポテンシーを選んで使用して、「効いていないな」と感じた時には、プルービングを避けるため、すぐに使用をやめてください。
プルービングとは、レメディを摂ることで、そのレメディのような症状が発現すること。もしセルフケアとして、自分に使うとき、症状が良くなってきたら、すぐにやめて、その後の様子を観察するようにしてください。漫然と使っていると、一旦良くなってきたのに、また症状が出てくることがあります。
(但し、ホメオパスの処方によって服用している場合は、その指示に従って服用してください)
必要量のみを使用することを「最小量投与の法則」と言います。どうぞこの法則を忘れずに。
この法則については、よくある質問欄の「ホメオパシーの基本ルール」の項をご参考ください。
#8 -レメディを飲んだ後には、どんなことが予測される?
急性症状においてレメディを服用した後には、さまざまなことが起こる可能性があります。
1. 変化なし
症状にまったく変化が見られない場合は、もう一度レメディを服用してください。
3回服用した場合は、別のレメディに変更してください。そして、このプロセスを繰り返します。
2. 症状は止まるが、しばらくすると元に戻る
このような場合は、もう一度レメディを繰り返してください。 レメディを3回服用した後は、同じレメディの高いポテンシーを服用する必要があります。
3. 症状が止まり、再発しない
レメディの服用をやめて、待ちましょう。
4. 症状が変化する
レメディを変更するか、レメディを中止するか、またはより効果を高める必要がある可能性が高いため、新しい症状の詳細を確認する必要があります。
自分の体がどのように反応するかを理解し、新たな症状を観察するまでは、どれが最も適切なレメディであるかを判断することはできません。
#8 - 最後に
いかがでしたか?「なるほど、なんとなくわかったけど、実際の使い分けってどうすれば…?」と思ったあなたへ。
経験を重ねながら学んでいくことは、ホメオパシーやポテンシーについて理解を深める一つの方法だと考えています。
ただし、どのポテンシーを使えばよいのかわからない場合や、症状が改善しない場合は、レメディを繰り返し使用し続けるのではなく、いったん使い方を見直すことが大切です。
また、ホメオパシーを通常の医療と併用する場合、適切な医学的診断や治療の代わりにホメオパシーを使用するものではありません。
ホメオパシーは、安全に、自分のペースで学べる自然療法。最初は戸惑っても、正しい知識を少しずつ身につけていけば、誰でも「家族のための自然療法家」になれます。
ぜひ、あなたもレメディとポテンシーの世界を体験してみてください。
Happy using homeopathy!
ここまで読んで、ポテンシーの基本的な考え方は少しわかってきたでしょうか?
一方で、「自分や家族の場合はどう考えればいいの?」「症状によって、どのように使い分けるの?」など、実際の使い方になると迷うこともあると思います。
まずは、ポテンシーと投与量について、もう一度ゆっくり確認できる無料の電子書籍にまとめています。ぜひ保存して、必要なときに読み返してみてください。
さらに、ホメオパシーを基礎から体系的に学び、自分や家族のホームケアに活かしたい方には、オンライン講座もご用意しています。
ブログだけではわかりにくい「レメディの選び方」や「ポテンシーの考え方」などを、基礎から順番に学びたい方におすすめです。
レメディの保管と取扱についての詳細は、下記のボタンから。
もし「自分の場合はどのように考えればいいのかわからない」「一人でレメディを選ぶのは難しい」と感じている場合は、個別にご相談いただくこともできます。
あなたの症状や体調、これまでの経過などを丁寧にお伺いし、一人ひとりに合わせてお話しします。
ホメオパシーについて、まずは一度話をしてみたいという方は、こちらからご予約ください。
Love and gratitude
Hiroko
Reference :
Hershoff. A. (2000) Homoeopathic Remedies A Quick and Easy Guide to Common Disorders and Their Homeopathic Treatments. Avery. New York. the USA.



